今年の年末は

4年前から、毎年「振るマラソン」で年を越してきました。6年前に、故岩城宏之氏が始めた、一晩でベートーヴェンの交響曲を1番から9番までやる、と言う演奏会で、初めて聴きに行った翌年、岩城氏は他界してしまいました。その年は追悼も兼ねて、岩城氏ゆかりの指揮者9人が1曲ずつ受け持つ、マラソンと言うよりは駅伝のような演奏会でした。その後は2年続けて「炎のコバケン」こと、小林研一郎氏が振り、今年はまたもコバケン。
小林氏の今まで2回の演奏に不満があるわけではない、むしろ素晴らしい演奏に感動してきましたが、3回目となると、もういいかな、と言う気持ちになります。おいしいご馳走も、あまり続けて食べると、ありがたみがなくなるのと一緒でしょうか。
そんなわけで今年の暮れは、「振るマラソン」はお休みにしましたが、何か聴きに行かないとやはり寂しいので、色々演奏会情報を探しました。それほど高くない席で、できればサントリーのP席、と言う条件で見つけたのは、結局読響の「第九」。12月22日、会場はサントリーホールで、希望通りP席です。あまり変わり映えのしない選択になってしまいましたが、1曲だけじっくり聴くのもいいでしょう。第九だけでは物足りなくて、来年は振るマラソンに戻るかも知れません。指揮者が替われば、物珍しくて聴きに行きたくなることも、十分考えられます。
いずれにしても、感想はまたここで報告します。
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青梅市総合文化祭三曲演奏会(11月8日)

前日の勉強会に引き続き、この日は地元青梅三曲連盟主催の演奏会です。報告記事はこちら
尺八合同曲の都山流本曲「新生」、実は譜面を受け取ったのは演奏会当日でした。そうでなくても不慣れな都山譜、ほとんど吹いている振りだけでした。一種の顔見せでもあり、他の尺八3社中は皆都山系なので、少人数の我々は変な音さえ出さなければ、特に差し支えはなさそうです。それよりは、絃方の賛助で、迷惑をかけないことの方が大きな問題です。「秋の曲」は敬秋会(妻の社中)の曲で、これまで何度か合奏していることもあり、比較的うまくまとめたようでした。山田流の「万才」は、わかっていても緩急についていけない部分があり、出来は今一つと言ったところでしょう。そして「吟龍虚空」。気持ちよく、自己満足的には演奏できたと思いま
す。ただ、観客の皆さんはどのように感じておられるのか、ちょっと気にはなります。「『本曲』は『本人曲』」などと言われることもありますので、吹いて気持ちよかったからそれでよし、としておきましょう。
何かとせわしかった演奏会シーズンも、そろそろ終わりに近づいてきます。月末の27日(金)には、竹友社二代目宗家の33回忌追善演奏会がありますが、平日なので参加は見送りました。間に合えば演奏の最後の方を聴くことが出来るか、と言ったところです。その2日後に行われる練馬三曲連盟の演奏会が、今シーズンの最後となります。今しばらくは「楫枕」と「三谷菅垣」に力を注ぐことになります。演奏会の結果はまたご報告します。

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遠音会 秋期三曲勉強会

青梅三曲演奏会を翌日に控えていますが、遠音会の合奏勉強会に参加しました。報告記事はこちら
課題曲4曲の内、「稚児桜」は昨年のこの会で、「夕べの雲」は2年前の多摩琴古流尺八会で、いずれも井上社中と合奏していますので、今回は残りの2曲から「里の春」を選びました。
2週間前の白秋会が終わるまで「融」、それが終わると、青梅三曲に備えて山田流の「万才」に力を入れていたため、「里の春」のお稽古はかなりお留守。これほど練習不足の状態で臨む勉強会も希です。さらには、参考にしていた音源は三絃と箏の合奏でしたが、今回は三絃の本手・替手の打ち合わせであることを、会場に来て初めて知り、ちょっと青くなりました。演奏の順番が最後で、他の竹友の演奏を聴けたため、あらかじめ曲の流れをつかめたのがせめてもの救いでした。
演奏の出来は、初めは何となく不安定でしたが、後半持ち直した、と言ったところです。竹友からも「冒頭のハロ〜はひどかったが、最後のハラロは良かった」と言う評価をいただきました。ま、練習不足であることは、自分が一番わかっていますので、どうにか破綻なく吹き通せただけでも、出来過ぎと思った方がいいでしょう。また、録音を聴き返してみると、息の漏れる音が大分なくなって来たのがよく分かります。これも収穫でしょうか?
今後はもう少しスケジュールを見通して、勉強会に参加しなければならない、と肝に銘じました。

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余り褒められた出来ではありませんが、どうにか破綻なく吹き通せたので、クリックをよろしくお願い致します。

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青梅三曲下合わせ(11月1日)

今年の青梅市総合文化祭参加「三曲演奏会」は、11月8日(日)、例年通り青梅市民会館で行われます。私たち青梅竹友会は今回、4人で参加しますが、今年は、琴古流本曲「吟龍虚空」の他、山田流社中の「万才」と生田流社中(実は妻の社中)の「秋の曲」の応援で出演します。本番を1週間前に控えたこの日、下合わせを行いました。
まず拙宅に集合して本曲の下合わせ。昨年春の三曲名流大会での竹友社の演目で、そのときの下合わせの音源を配っておきました。そのせいか、初めての下合わせにも関わらず、呼吸だけはぴったり合うようです。
絃方の曲は、2人ずつ分かれて受け持つことにしております。私の受け持ちは「万才」で、本曲の下合わせ終了後、山田流の先生宅まで車で一走り。初めて吹く曲ですが、技術的にはそれほど難しい曲ではありません。ただ、山田流特有の緩急の変化には戸惑いました。それでも3回下合わせを行い、何とか大筋はつかめたようです。後は録音を聴き返して曲に馴れれば、少なくとも絃方に迷惑をかけることはなかろうと思います。
「秋の曲」は、帰宅して妻に聞いたところ、「どうにかまとまった」と言うことでした。
あと1週間、しっかり調整して本番に臨むことを心がけます。

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白秋会箏曲研修会(10月25日)

10月25日、茅場町の証券ホールで行われた白秋会箏曲研修会、全40曲、延々10時間の長丁場でした。報告記事はこちらにあります。
私の出番は5番目の「新松尽」と37番目の「融」ですが、1番目の尺八有志による本曲「下がり葉」にも、音出しを兼ねて参加しました。出番の間が8時間ほどあるので、「新松尽」が終わったところで、一旦着物を着替えて、客席で鑑賞(居眠りとも言ふ)していましたが、報告記事にも書いたように、胡弓の演奏が比較的多いので、長丁場にも関わらず、変化が楽しめました。
熱演が続きましたが、やはり本番となると緊張するのでしょうか、1週間前の下合わせでは上手く出来たのに、舞台での出来は今一つ、と言う演奏もありましたし、反対に下合わせではうまくいかなかったのに本番ではよくできた、と言う演奏もありました。レベルは色々ですが、なにしろ「研修会」ですから、これが上達の足がかりになればよろしいかと思います……などと、他人事のように言っておりますが、さて、自分の演奏はどうだったかというと、……
「新松尽」は4人で吹きました。後唄の入りでタイミングが合わず、乱れたのが心残りです。
そして「融」。「夫婦だから」という計らいで、このような身分不相応な曲に挑戦させていただきましたが、演奏順は最後から4番目。しかも前後は北畠頌輔師と宗家順輔先生。結びの一番の前に幕下(前相撲かもしれない)の取り組みがあるようなものですが、このような位置で吹けることに感謝しつつ、舞台に臨みました。
結果、自分としてはある程度納得できる演奏でした。録音を聴き返すと、息の漏れる音がさほど気にならなかったのも収穫でした。幕が上がる前に、以前ここにも書いたおまじないを唱えましたが、このおまじないの効果も、少しはあったかも知れません。
おまじないと言えば、この演奏会で、妻の門人が「秋の曲」を演奏しました。下合わせの出来はさんざんでしたが、一人一人に「コアラのマーチ」を配ったおかげで、誰一人として落ちることなく演奏を終えることができました。元々受験生が「落ちないように」と縁起を担いで買うことが多いのですが、受験の効果はともかく、演奏に関しては効果絶大と言ったところでしょうか。
次は11月8日、青梅三曲連盟の演奏会が控えていますが、その前日には遠音会の合奏勉強会もあり、まだまだ稽古に気が抜けない状態が続きます。

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練馬三曲下合わせ(10月24日)

白秋会演奏会を翌日に控えた24日、練馬三曲連盟演奏会の絃方との下合わせがありました。今回、私たち練馬竹友会(総勢4名)は、本曲「三谷菅垣」と「楫枕」を出すことになっており、絃方は鈴木白韻先生主宰の白韻会にお願いしました。白韻先生のお弟子さんが3人出演してくださることになっております。演奏会は1ヶ月先の11月29日(日)ですが、白韻先生から直々にご指導いただけると言うことなので、この日に下合わせをお願いすることになりました。1人所用の為、3名で下合わせに臨みました。
初めて合奏する社中なので、期待と緊張が入り交じった中で、下合わせが始まりました。日頃合奏し慣れている社中に比べると、テンポは遅めで、特に前唄は唄も合わせてしっかり聴かないと、間をはずしそうになります。1回合奏した後、間の取りにくいところを部分的に合奏し、改めて2回目。それでもまだ、不安なところがあったので、更に部分練習をしてから、手事を合奏して、そのまま最後まで。制限時間が13分程度なので、前唄の一部と手事の二段を抜粋しておよそ13分半。何とか許容範囲に納まりました。
本番までの1ヶ月余り、稽古を重ねて、しっかりまとめ上げようと思います。

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バンベルク交響楽団演奏会(10月19日) その2

さて、演奏が始まりました。まずは悲劇的序曲。
とりあえず挨拶代わり、と言ったところですが、大編成の割に、響きが柔らかいと言う印象を受けました。「泣く序曲」などと言うそうですが、殊更に悲劇性を強調していないところに好感が持てました。
次にヴァイオリン協奏曲
独奏者のテツラフ氏、体の動きが激しいのが気になりましたが、演奏自体は良かったと思います。オケの編成も小さくなり(第一ヴァイオリンが16人から12人に)、その分良くまとまっていました。前の曲でも感じたことですが、最強音でも柔らかく、包み込むような響きは、この楽団の特徴でしょうか。第2楽章のオーボエのソロは、まるでオーボエ協奏曲ではないかと思うくらい、連綿と良く歌っていました。終楽章も楽しさあふれるノリの良い演奏で、聴いている方も思わず体が動いてしまい、となりの妻にたしなめられるほど。
この演奏が終わったところで、ヴァイオリンソロのアンコールがありました。しかも2曲。曲目は以下の通り。
バッハ作曲パルティータ3番からガヴォット
バッハ作曲ヴァイオリンソナタハ長調からアレグロアッサイ
休憩を挟んで、いよいよ第2交響曲。
のっけけら、ホルンの響きに魅了されました。いろいろな演奏を聴いていますが、これだけ柔らかくて膨らみのある演奏は余りお目にかかったことがありません。呈示部を繰り返したので、もう一度聴けたのも、嬉しいオマケでした。あとはそのまま、終楽章まで引き込まれてしまいました。そして再びアンコールが2曲。ハンガリー舞曲の2番と10番。余り聴かない曲なので、これもラッキー。
それにしてもアンコールが4曲もある演奏会は、初めてです。休憩の時、ロビーにドイツ人が大勢いました。日本在住のドイツ人だと思いますが、もしかしたら六本木と言う場所柄、大使館関係の人たちが、「おらが国の交響楽団」の演奏を聴きに来たのかも知れません(招待券でも配られたか?)。そのようなお客を意識してのサービスだったのでしょうか。
いずれにしても、かなりお得な演奏会だったことは間違いありません。次にクラシックを聴きに行くのは1ヶ月先、同じ会場で、ブロムシュテット指揮のチェコ・フィルです。それまで、またどっぷりと邦楽に浸かることになります。

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バンベルク交響楽団演奏会(10月19日)

ドイツの名門オケ バンベルク交響楽団の演奏会のチケットをゲットしたことを、以前ここで書いたことがありますが、ようやくその演奏会の当日になりました。会場はサントリーホール。残念ながらP席ではありませんが、ステージ左上の2列目で、目の前に第1ヴァイオリンとヴィオラ(なぜかこの配置)、指揮者が斜め45度に見える位置でした。楽器の配置は、弦が左から第1ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、一番右が第2ヴァイオリン、チェロの後ろにコントラバス、管楽器群はヴィオラとチェロの間に楔型に配置されると言う、余り見たことがない編成でした。欧州では珍しくないのかな。
この日の演奏曲目は、この楽団の十八番とも言えるブラームスの作品から、悲劇的序曲・ヴァイオリン協奏曲及び交響曲第2番と言う、ブラームス好きの私にとってはたまらないプログラムです。特に第2番。ブラームスと言うと1番や4番を好む人が多いようですが、私はこののどかな雰囲気の2番が一番好きなので、なおさらです。
メインの2曲はいずれも、明るいと言われているニ長調で、しかも1楽章は同じ三拍子、さらにはホルン或いはファゴットがのどかに第一主題を歌うと言う共通性があります。また、終楽章冒頭のリズムも、最初の一小節だけですがよく似ています。作品番号も比較的近いので、ある意味、双子と言って良いかも知れません。そんな2曲をどのように振り分けるか、もしかしたらそこに選曲の意図があるのかも知れない、そんな期待を持って、開演を心待ちにしていました。指揮は首席指揮者のジョナサン・ノット氏、ヴァイオリン独奏はクリスティアン・テツラフ氏。いずれも私にとっては初めてです。
と言うところで、前置きが長くなってしまいました。演奏の感想は次の記事で書きます。

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白秋会下合わせ(10月18日)

1週間後に迫った白秋会主催の箏曲研修会下合わせが10月18日、国立劇場の稽古場を2部屋借り切って行われました。朝10時過ぎに始まり、夕方は6時過ぎまで延々8時間の長丁場です。私は、1週間前に「融」の下合わせを済ませているので、この日は最初の「新松尽(連管)」だけですが、計時係を頼まれたため、最後まで稽古場にいました。順調に仕上がっている曲、今一歩の曲など、レベルは様々ですが、どの演奏にも本番を1週間後に控えての熱気が感じられました。
この日は、妻が最後の曲まで下合わせがあり、車で箏を運んでいるため、いずれにしても最後までいることにはなっていましたが、丸一日下合わせに立ち会って、皆さんの気合いを間近に感じて、それなりに良い刺激になったと思います。
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邦楽漬けの3連休(その3)

さて、OB会当日となりました。会場は妻の仲間の地元にある自治会館の和室です。集まったOBは10名、絃方は6名で、「六段の調」を皮切りに、2曲の本曲を含めて予定の全10曲が次々に演奏されました。その他に、中程で母校の応援歌が尺八で演奏され、最後は箏も加わっての校歌の大合奏で締めくくられました。
3年前の宗家順輔先生の古希記念演奏会、1年前のサークル創設100周年記念演奏会などを経て、OBのつながりは益々強くなってきています。それに加えて今回は、ネット上で知り合ったOBが初めて参加しました。私よりもかなり先輩で、今回の参加者の中では最年長です。卒業後しばらく竹から離れていましたが、最近改めて稽古を再開し、インターネット上でたまたま知り合ったブログ仲間が私を紹介してくれたのが縁でした。
このような出会いもあり、終演後の懇親会(実はこれが楽しみで参加した人が殆ど)も大いに盛り上がりました。今後も定期・不定期にかかわらず、このような会を開催して、OBの絆を深めていきたいと、参加した全てのOBが思ったことでしょう。次の開催を楽しみにしながら、懇親会はお開きとなりました。

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