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北畠頌輔尺八の会(6月28日)

北畠頌輔師は、平成3(1991)年に第1回、平成10(1998)年に第2回のリサイタルを開催し、その後は毎年或いは隔年で、9回目まで、何れも武蔵境駅前の、「武蔵野スイングホール」において、開催してきました。そして今回は第10回記念として、東京四ッ谷の「紀尾井ホール」で開催されました。(チラシにリンク)
プログラムは全5曲ですが、4曲目まで、それぞれ長さの異なる尺八が使われました。1曲目「阿字観」は2尺3寸の単管、2曲目「影法師」は2尺と三絃の一丁一管、3曲目「うぐいす」は1尺6寸と琴の一面一管、4曲目の「吟龍虚空」で1尺8寸管の連管演奏、最後は三曲合奏の「尾上の松」で、見事に締めくくりました。


賛助出演の各先生もそれぞれの持ち味を充分に生かして、10回目の記念に華を添えました。
「影法師」での藤井昭子先生のしっとりした唄と、「うぐいす」での新宮順子先生の歯切れの良い明るい音色は、好対照でした。
連管の「吟龍虚空」は、宗家順輔先生の助演でした。さすがに息がぴったり合った演奏で、高音と低温の織りなす綾が見事でした。
最後の「尾上の松」では、福田千栄子先生の三絃と新宮先生の琴が、緊張感あふれる掛け合いを繰り広げました。
主催者側の話では、この演奏会の入場券は前日までに完売だったそうですが、それだけの価値のある演奏会だったと思います。区切りの10回目と言うことですが、今後も続けて、更なる飛躍を期待したいと思います。
なお、掲載した写真は竹友 梶田邦輔氏の撮影によるものです。
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