新聞記事 「和楽器を弾いてみよう」
数日前の新聞で、学校における邦楽教育についての記事が掲載されていました。2002年から、中学校での邦楽器演奏が必須になったことや、小学校での邦楽教育の実践例など、それなりの取材がされており、多少なりとも邦楽に携わっている者としては、心強く思った次第です。
それはいいのですが、掲載されている写真やイラストで、ちょっと?と思われる点が、いくつかありました。

まずは、尺八のイラスト。よく見ると、両手とも人指し指と中指で手穴を押さえています。尺八吹きのはしくれとして、とても気になりました。

次は三絃のイラスト。左手の指が親指以外、全部棹にかかっています。ギターやヴァイオリンだって、このようには押さえていないと思います。なまじ指を全部律儀に描こうとしたから、このようになったのでしょうか。前の尺八の例でも言えることですが、いっそドラえもんの手みたいにしておけば、このようなつまらぬ突っ込みを受けなくて済んだかも知れません。

もう一つは、箏を弾いているところの写真。ここに写っているのは十七弦です。箏に違いはないのですが、説明欄に「絃は13本」と書かれていますから、ここはオーソドックスな箏の写真を載せるべきではないかと思います。カメラマンは、おそらくそこまで気がつかなかったのでしょう。
なんだか重箱の隅を、爪楊枝でつついているような些細なあら探しにも思えますが、ちょっと気になりました。小学生・中学生に教える以上に、新聞記者やカメラマン、イラストレーターに教えることも必要だったのではないか、なんて思ってしまいますし、誰か邦楽器のわかる人にチェックしてもらえば良かったのに、とも思ったりします。
邦楽ジャーナル誌にかつて「こ、これは?」と言うコラムがあったように、この新聞ばかりでなく、身の回りを見渡せば、間違えて描かれている邦楽器の例は、案外多いかも知れませんね。
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