バンベルク交響楽団演奏会(10月19日) その2
さて、演奏が始まりました。まずは悲劇的序曲。
とりあえず挨拶代わり、と言ったところですが、大編成の割に、響きが柔らかいと言う印象を受けました。「泣く序曲」などと言うそうですが、殊更に悲劇性を強調していないところに好感が持てました。
次にヴァイオリン協奏曲
独奏者のテツラフ氏、体の動きが激しいのが気になりましたが、演奏自体は良かったと思います。オケの編成も小さくなり(第一ヴァイオリンが16人から12人に)、その分良くまとまっていました。前の曲でも感じたことですが、最強音でも柔らかく、包み込むような響きは、この楽団の特徴でしょうか。第2楽章のオーボエのソロは、まるでオーボエ協奏曲ではないかと思うくらい、連綿と良く歌っていました。終楽章も楽しさあふれるノリの良い演奏で、聴いている方も思わず体が動いてしまい、となりの妻にたしなめられるほど。
この演奏が終わったところで、ヴァイオリンソロのアンコールがありました。しかも2曲。曲目は以下の通り。
バッハ作曲パルティータ3番からガヴォット
バッハ作曲ヴァイオリンソナタハ長調からアレグロアッサイ
休憩を挟んで、いよいよ第2交響曲。
のっけけら、ホルンの響きに魅了されました。いろいろな演奏を聴いていますが、これだけ柔らかくて膨らみのある演奏は余りお目にかかったことがありません。呈示部を繰り返したので、もう一度聴けたのも、嬉しいオマケでした。あとはそのまま、終楽章まで引き込まれてしまいました。そして再びアンコールが2曲。ハンガリー舞曲の2番と10番。余り聴かない曲なので、これもラッキー。
それにしてもアンコールが4曲もある演奏会は、初めてです。休憩の時、ロビーにドイツ人が大勢いました。日本在住のドイツ人だと思いますが、もしかしたら六本木と言う場所柄、大使館関係の人たちが、「おらが国の交響楽団」の演奏を聴きに来たのかも知れません(招待券でも配られたか?)。そのようなお客を意識してのサービスだったのでしょうか。
いずれにしても、かなりお得な演奏会だったことは間違いありません。次にクラシックを聴きに行くのは1ヶ月先、同じ会場で、ブロムシュテット指揮のチェコ・フィルです。それまで、またどっぷりと邦楽に浸かることになります。
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